言葉力

発売中の日経ビジネス・アソシエ。
テーマは「言葉力」を磨く。

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仕事上、初対面の方にお会いしたり、人前で話したりが多いが、
自分の話し方があまり好きではない。

話し方教室に行ったり、レクチャーを受けたりしたが、
自分の本来の話し方と仕事の話し方をあまり使い分けられない。

もともと低い声で、テンションも低く、声だけ聞くとやる気がなさそう、などと言われる。
決してそういう訳ではないが、高い声は訓練してもなかなか出せない。
でも、最近はそれも「自分」なので、無理に「作る」必要はないと思っている。

先日、ある女性に聞いた話。
女性は自分の声に合わせて、自らを形成していくらしい。
可愛らしく、か細い声の女性は、やはり本人もそういう女性に。
太く、低い、男性的な声の女性は、やはり男性的で落ち着いた女性になるという。

納得。わたしのこの声できゃぴきゃぴと可愛らしいキャラクターは考えられない。

最近はビジネス書の類いでも「外見」や「声」「話し方」など、
内面だけではないテーマを扱ったものが多い。
興味もあるし、仕事柄「ネタ」として必要なので、一通り読むが、
要はその「情報」をいかに自分に落とし込むかだと思う。

借りて来た言葉、マニュアル上の言葉はやはり相手に伝わりにくい。

パーソナルカラー診断をするとき、「似合う」「似合いにくい」という言い方だけでは
説得力もないし、同じ言葉は聞いている方も退屈なので、色々な表現をする。

○似合う
・お肌が生き生きとする。
・目に輝きがでる。
・お化粧したてのように肌がすべすべに見える。
・お若く見える。
・お客様の印象がぐっと強くなる。
・血色が良くなって、唇の色もキレイに見える。
などなど…。
もちろん、セクシーや可愛いやエレガントなどの形容詞も使うが、
あくまでも診断は客観性が大切なので、このような言葉は診断の後半に使う。

○逆に似合いにくい場合
・少し疲れた印象になる。
・せっかくの○○さんの魅力が半減する。
・お顔の前にフィルターがかかったようになる。
・お肌や表情が硬くなる。
・お顔に暗い影が出る。
などなど…。似合わない、くすむ、老けるなどは、
わたしは「禁句」だと思っているのでほとんど使わない。

これらの言葉、ただ使うのではなく、本当にそう見えた時、そう感じた時に使う。
その時のお客様の顔色や質感の変化で、基本的には見たままを、
聞きやすい言葉、わかりやすい言葉で伝える。

お教えする生徒さんに言わせれば、この「言葉」が非常に難しいそうだ。
どうしても表現がワンパターンになってしまう。
日本人の気質か、先にネガティブなことを言ってしまいがち。
「こちらの色は顔色が冴えないですが、こちらだとお顔が生き生きします。」
否定的な事を言う前に、まず先に褒めましょう!と、教えるのだが、
みんな褒めることが苦手なようだ。

確かにわたしも昔、師匠をモデルにパーソナルカラーのレッスン中
「似合わない」「肌がくすむ」「老ける」を連発して、気分を悪くさせてしまった事がある。

ボキャブラリーを増やすのはもちろん大切だが、
一番大切なのは、その瞬間、その時間「お客様をいかに愛するか」だと思う。

パーソナルカラー、というだけに、パーソナル、その人のライフスタイルや持ち物、
その人のバックグラウンド、すべてをどれだけ真剣に考え、どれだけ愛せるかだと思う。
その人を輝かせる色、見せたいイメージに演出してくれる色。
お客様を心から愛せば、自ずと見えてくるような気がします。

なんて、偉そうに言っていますが、これはわたしの友人の美容師さんからいただいた言葉。

友人がわたしに対して真剣に、愛を込めて話してくれた言葉だから
わたしの心の中にいつもあるのだと思います。


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by mio_honma | 2006-08-01 22:27 | color : style

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