「食」と「色」

先日、専門学校の新しいレッスンが始まりました。

「食」の専門学校、レコールバンタンでカラーの授業を全4回、16時間。

「食」には「色」の要素が重要だと感じて、このようなお話をいただけるのは、
カラーリストとして、とても嬉しくありがたいことです。
そして何より「食」に興味があるわたしは、逆に学べることも色々あると思うので
これからの授業、ワクワクドキドキします。

以前にもこのblogで少し書きましたが、まず目で見て、香りを感じ、そして口に入れて味わう
「食」は見た目の色がとても大切。

料理そのものの色はもちろん、盛り付け方、付け合わせ、器やクロスのコーディネート、
そして店舗そのもののカラー。

食にも流行があって、健康ブームの今黒ごまや黒酢などを使った「黒い料理」を
スタイリッシュに提供するお店も増えて来ていますし、
セオリーを破った無機質な盛り付けの料理をウリにしているお店もあります。
基本はもちろん大切ですが、「今」のカラーというのもとても大切です。

カリキュラムを立てるのはいつも本当に苦労するのですが、
限られた時間の中で、役に立つことをたくさん吸収していただきたいと思います。

専門学校では様々な分野のエキスパートを目指す方たちに、カラーをお教えしていますが、
わたしが考える大切なポイントは
「色相環とトーン」、「色の対比と同化」、そして「補色配色」。

色の体系を理解し、なるべくシンプルに色を分析すること、
色は必ず2色以上の組み合わせで見るものなので、色を並べた時の色の変化、
そして日本人が苦手な補色配色のマスター。

わたしはコレが基本中の基本だと思いますし、様々な分野でカラーを活かすために
不可欠なものだと考えています。

色を感覚で使うことは誰もがやっていること。

感覚だけではなく、理論と基本を知った上で色を使うことで
そこにより深い意味や狙いが生まれると思います。

そして今「色」だけを勉強しようとしている人が多いのですが、
(例えば色彩検定やカラーコーディネーターなど)
もちろんそれはそれでいいことだと思うのですが、
「服の色」「メイクの色」「料理の色」など、具体的にどういう分野に使うかを
考えた上で学ぶことが本当のスキルアップにつながると思います。

私たちが目にするもの全てに色があるのですから。
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by mio_honma | 2007-01-16 21:05 | color : work

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