カラーの勉強

カラーの勉強をしたいのですが、何から始めたらいいでしょう?
と、よく聞かれます。

ストレートに答えるのなら「自分が学びたい興味のあることを学んでみたらどうですか?」
と、言ってしまいそうですが、それはあまりに不親切な答え方ですね。

でもやっぱり大切なのは「興味」だと思います。

テレビで気になる歌手がいたらすぐ名前を調べて、
CDを買って聞きまくるのと同じだと思います。

色って面白いな、と思ったらいろんな色を使ってみたり、色に関する本で
面白そうなものを買いあさって読んでみたり…。

一般的にはまず色彩検定を取得する、というパターンをお勧めされるでしょう。
それも決して悪くはないのですが、テキストを順番に勉強して、書かれている通りに
配色をしても、楽しさや色の不思議さに触れるのは難しいかも知れません。

事実、カラーの授業で最初の「理論」で面白くなくなる人は多いですし、
そこで難しく感じてしまってや〜めた!となる人もたくさんおられます。

わたしは根っからカラーが好きで先生にも恵まれたので勉強するのがとても
楽しかったですし今も楽しいです。
検定の勉強というのは、まったく試験勉強と割り切ってやったので、
もう検定用の勉強はしたくないですが…。

人に教える仕事を始めてから、どうすれば楽しく役立つ色を教えられるか?
今も考え、工夫し続けているテーマです。

今日、ある専門学校の全6回のカラーの授業が終わりました。
生徒はWEBデザイナーやDTPのエキスパート、3DCGのスペシャリストを目指す人たちです。

絶対に基本はマスターして欲しいし、でも個性的な色使いも出来るようになって欲しい。
短い期間でしたが、反応と吸収力に優れた生徒ばかりでわたしも助けられ、
教えられました。

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用意した升目にカラーカードから9色を使って「春」「夏」「秋」「冬」を表現してみよう!

それはそれは個性的な色と貼り方ですごく面白いものができあがりました。
今までの授業で、どうしても配色が同系色の濃淡使いになって単調になるので、
複数の色を無理矢理にでも使わせて、色の配置も工夫させてみようと思ったのが
大成功でした。みんな個性豊かな四季が表現出来ていました。

それと相反するふたつのものをカラーカードで9色使って表現してみよう!

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男と女でもいいし、甘いと辛いでもいいし、テーマはフリーで枠の中に好きなカタチ、
好きな大きさ、好きな切り方でカラーカードを貼る。

これもまたここで紹介したいくらいの力作揃い。

わたしも勉強になりました。

最終課題のコラージュ制作も、日頃デジタルばかりでデザインしている生徒には
少し難しかったようですが、それぞれじっくり考えて取り組んだのが見て取れます。
実際仕事でデジタルばかりのわたしも、アナログの大切さを痛感しました。

みんなカラーに興味があるからこれだけ短期間で吸収出来たんだな〜。

私がホワイトボードに書かずに話したこともきっちりメモしたり覚えていて
ちゃんと制作物に反映していました。

何事もやはり「興味」です。

洋服も建築もなんでもまず「カタチ」だと思う人は多いでしょうが、
「カラー」もデザインの大切な要素です。
シンプルに数種の色だけで色々なイメージが表現出来るのです。
こねくりまわしたデザインもいいのですが、わかりやすくシンプルなものにも
目を向けてみて下さい。カラーを使えば案外容易にイメ−ジが伝わります。

カラーが持つパワー、影響力、心理的作用、教えられたことそのものだけでなく
自分が興味を持って感じることで仕事に活かせると思うので、
これからも「カラー」でいっぱい感じて下さいね。

ただ好きだから学びたい、というのと、プロを目指して学ぶ、
のとでは教え方も教わり方も変わってきます。
プロを目指すのであれば、一生懸命勉強しても使えない知識や技術は
すべて無駄になってしまいます。むしろ頭デッカチになって邪魔になることもあります。

自分でたくさん感じて下さい。自分が感じることで人を感じさせられるのです。
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by mio_honma | 2007-02-02 04:15 | color : work

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