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無難な(?)黒

パーソナルカラー診断、来られるお客様に「良く着る色は?」、
尋ねると一番多い答えが「黒」。

「何故黒なのですか?」と尋ねると「無難だから」。

わたしの辞書には「無難」という言葉はない。
無難というと、無個性でどっちでもいいと言う感じがするので
あまり好きではない。

ネットで「無難」という言葉の意味を調べてみる。

無難
1 .危険のないこと。また、まちがいのないこと。また、そのさま。無事。
「―な日を送る」「貴重品は持って行かないほうが―だ」

2 .欠点のないこと。特にすぐれているわけではないが、格別の欠点も見当たらないこと。
また、そのさま。「―な歌い方」「―にまとめた演技」

(YAHOO!辞書より)

黒を着ておけば間違いがない、当たり障りがないと思っている方が多いようだが、
黒は無難な色だろうか?

特にこの季節、道行く人を「色」として見ると、ほとんどの人が「黒」だ。
コート等の防寒着はそうそうクリーニング出来るものではないので
どうしても暗い色を選びがちなのはわかるが、本当にみんな真っ黒!

当たり障りがないとは思えない。みんな表情が悪いように見える。
もちろん似合っていて、黒を着こなして颯爽と歩いている方もいるが、ほとんどの人が
黒を着こなせていないように思う。黒を着て自分の魅力を半減させているように見える。
せめて顔の近くには似合う色を持って来て欲しいな〜。

パーソナルカラー診断で客観的に見ると、皆さんご自身で気付いて下さるのだが、
見渡せば黒だらけの世の中、「無難」だと思うのは当然なのかも知れませんね。

服だけでなく、名刺の文字やグラフィック、webデザインでも「黒」だと強すぎることは多い。
黒をチャコールグレーにするだけでぐっと印象が柔らかくなるので、是非試してみて下さい。

意図的に「黒」を使うのは色々な効果があっていいのだが、
なんとなく「黒」を使うのは止めましょう!

クルマで走ってて、信号待ちの度に黒い人たちが横切る。
う〜、憂鬱な気分になる。

嵐になると言われてた今日の大阪、空を見たら不思議な夕焼けが広がってて
涙が出そうになりました。なんだか秋空みたい。

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世の中にはいっぱいキレイな色があります。

黒ばっかりではなく、キレイな色もみんなに着て欲しいな。
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by mio_honma | 2007-02-14 23:15 | color : style

現場

日帰りで尾張へ。

インテリアのプランニングをさせていただいている
スポーツカーのお店、GTNET尾張

すでに仮店舗で営業されていますが、只今ショールームを建設中。
3/1にグランドオープンします。

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名古屋高速、春日インターを降りてスグのところです。
新しく高速道路も建設中で、明るい「未来」を感じるところでした。

前にも同じようなことを書いたと思いますが、
やはり現場に来てみないとわからないところって必ずあります。

インテリアの仕事、必ず立体でものを考え、出来上がりをイメージできていなければ
いけない仕事なのですが、現場に訪れないとわからないこと、
現場に来て初めてひらめくことはたくさんあります。

(なのでインテリア、ましてや建築の勉強している人は、今思えば大変だな。
WEBやDTPなどの技術はある程度「本番」的なシミュレーションが出来るが、
インテリア、建築は図面書いて、模型を作るのが精々で
自分が考えた空間に身を置くことは出来ないから!)

仕事となるとどうしても大きな部分から考え、チェックしていく。
もちろんそれが基本なのだが、インテリアが完成してお客さんが訪れたときに
「いいな」と思ったり、そこで働くスタッフの方々が「働きやすいオフィスだな」と感じるのは、
意外と細かいところのように思う。

仕事するたびにそう思うのだが、コレが意外と忘れがちな大切なポイント。

今日も現場に行ってみて自分自身、そこでお客さんになってみたり、
スタッフの気持ちで妄想してみて感じた。

そして何よりクライアントの代表の方のチェックの目を見、意見を聞いて感じた。

やはりこの人はスゴイ方だな。

最近読んだ養老孟司の「アタマとココロの正体」

脳のこと、心のこと、そして「色」のことまで面白く対話形式で書かれています。
オススメ!
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by mio_honma | 2007-02-13 22:34 | color : work

デザインホテル in 広島

広島に出張へ。

会計事務所の本社ビル、インテリアの最終打ち合わせに行って参りました。

クライアントにご用意いただいたホテル、昨年リノベーションされたばかりの
「オリエンタルホテル 広島」に宿泊。

クライアントがホテルを取って下さると言うことで、
厚かましくこちらをお願いしました。
(ご無理を言ってすみません、ありがとうございました。)

インテリアデザインに内田繁さん、その他様々なアーティスト、スペシャリストが
コラボレーションして生まれたデザインホテル。
広島でも話題になっているようです。

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もともとはワシントンホテルだったものを、
外観はファサードのみをリニューアルしたようです。

黒のパネルがやや重々しい感じでした。

ロビーやパブリックスペースはすっきりとしたデザインで快適。
テイストに新しさは感じられませんが、モダンに低コストでまとめられた印象です。

ご用意いただいたのは最上階のスイート。
新しい内装の香りがする、シンプルで広々したお部屋でした。

真っ白のクロスにビビッドなアクセントカラー。

壁のクロスはSP版(マンション等で使う廉価版)なのでしょうか?
すっきりとしているのですが、マンションのモデルルームをイメージしてしまいました。

総合的にはよく出来た快適なホテルでしたが、内田氏のデザインは
ホテル イル・パラッツォや門司港ホテルなど、当時非常に斬新だったイメージがあるため、
デザインに少し物足りなさを感じてしまいました。
何か意図があったのでしょうか?

もう少し壁紙のトーンを落とす、または照明の色を替えると
よりリラックス出来るスペースになるのにな…。

ちょっと乱暴ですが、部屋の写真を少し黄色くしてみました。

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ベッドヘッドの間接照明も蛍光灯のため、ちょっと明るく、フラットな感じに。

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予算の都合もあるのでしょうね。
眺望が美しい最上階のバーも改装中で3月オープンとのことでした。

このお部屋も少しずつインテリアに手が加えられて、
よりスタイリッシュなホテルに生まれ変わるのでしょう。

なんて、ご用意していただいたお部屋なのに偉そうに言うのもなんですが、
宿泊できて良かったです。色々な意味で参考になりました。

今回の仕事、生意気ですがこれ以上のものに仕上げる気持ちで取り組みます!
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by mio_honma | 2007-02-08 18:15 | color : life

カラーの勉強

カラーの勉強をしたいのですが、何から始めたらいいでしょう?
と、よく聞かれます。

ストレートに答えるのなら「自分が学びたい興味のあることを学んでみたらどうですか?」
と、言ってしまいそうですが、それはあまりに不親切な答え方ですね。

でもやっぱり大切なのは「興味」だと思います。

テレビで気になる歌手がいたらすぐ名前を調べて、
CDを買って聞きまくるのと同じだと思います。

色って面白いな、と思ったらいろんな色を使ってみたり、色に関する本で
面白そうなものを買いあさって読んでみたり…。

一般的にはまず色彩検定を取得する、というパターンをお勧めされるでしょう。
それも決して悪くはないのですが、テキストを順番に勉強して、書かれている通りに
配色をしても、楽しさや色の不思議さに触れるのは難しいかも知れません。

事実、カラーの授業で最初の「理論」で面白くなくなる人は多いですし、
そこで難しく感じてしまってや〜めた!となる人もたくさんおられます。

わたしは根っからカラーが好きで先生にも恵まれたので勉強するのがとても
楽しかったですし今も楽しいです。
検定の勉強というのは、まったく試験勉強と割り切ってやったので、
もう検定用の勉強はしたくないですが…。

人に教える仕事を始めてから、どうすれば楽しく役立つ色を教えられるか?
今も考え、工夫し続けているテーマです。

今日、ある専門学校の全6回のカラーの授業が終わりました。
生徒はWEBデザイナーやDTPのエキスパート、3DCGのスペシャリストを目指す人たちです。

絶対に基本はマスターして欲しいし、でも個性的な色使いも出来るようになって欲しい。
短い期間でしたが、反応と吸収力に優れた生徒ばかりでわたしも助けられ、
教えられました。

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用意した升目にカラーカードから9色を使って「春」「夏」「秋」「冬」を表現してみよう!

それはそれは個性的な色と貼り方ですごく面白いものができあがりました。
今までの授業で、どうしても配色が同系色の濃淡使いになって単調になるので、
複数の色を無理矢理にでも使わせて、色の配置も工夫させてみようと思ったのが
大成功でした。みんな個性豊かな四季が表現出来ていました。

それと相反するふたつのものをカラーカードで9色使って表現してみよう!

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男と女でもいいし、甘いと辛いでもいいし、テーマはフリーで枠の中に好きなカタチ、
好きな大きさ、好きな切り方でカラーカードを貼る。

これもまたここで紹介したいくらいの力作揃い。

わたしも勉強になりました。

最終課題のコラージュ制作も、日頃デジタルばかりでデザインしている生徒には
少し難しかったようですが、それぞれじっくり考えて取り組んだのが見て取れます。
実際仕事でデジタルばかりのわたしも、アナログの大切さを痛感しました。

みんなカラーに興味があるからこれだけ短期間で吸収出来たんだな〜。

私がホワイトボードに書かずに話したこともきっちりメモしたり覚えていて
ちゃんと制作物に反映していました。

何事もやはり「興味」です。

洋服も建築もなんでもまず「カタチ」だと思う人は多いでしょうが、
「カラー」もデザインの大切な要素です。
シンプルに数種の色だけで色々なイメージが表現出来るのです。
こねくりまわしたデザインもいいのですが、わかりやすくシンプルなものにも
目を向けてみて下さい。カラーを使えば案外容易にイメ−ジが伝わります。

カラーが持つパワー、影響力、心理的作用、教えられたことそのものだけでなく
自分が興味を持って感じることで仕事に活かせると思うので、
これからも「カラー」でいっぱい感じて下さいね。

ただ好きだから学びたい、というのと、プロを目指して学ぶ、
のとでは教え方も教わり方も変わってきます。
プロを目指すのであれば、一生懸命勉強しても使えない知識や技術は
すべて無駄になってしまいます。むしろ頭デッカチになって邪魔になることもあります。

自分でたくさん感じて下さい。自分が感じることで人を感じさせられるのです。
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by mio_honma | 2007-02-02 04:15 | color : work